焼肉店の倒産は過去最多なのに「焼肉きんぐ」は最高益!投資家が学ぶべき勝ち組企業の共通点

投資コラム

2026年、焼肉業界で非常に興味深いニュースがありました。

焼肉店の倒産件数は57件と過去最多を更新した一方で、食べ放題チェーン「焼肉きんぐ」を展開する物語コーポレーションは大幅な増益を達成し、株価も急騰しました。

同じ焼肉業界なのに、なぜここまで差がついたのでしょうか。

実はこの話は外食業界だけの話ではありません。私たち個人投資家が銘柄選びをする上でも、大きなヒントが隠されています。

焼肉店の倒産が過去最多に

近年の飲食業界は非常に厳しい環境に置かれています。

主な要因は、

  • 牛肉価格の高騰
  • 円安による輸入コスト増加
  • 電気代やガス代の上昇
  • 人件費の上昇

です。

特に中小の焼肉店は価格転嫁が難しく、「値上げするとお客さんが離れる」という不安から十分な値上げができませんでした。

結果として利益が圧迫され、倒産が増加しています。

一方で焼肉きんぐは絶好調

そんな逆風の中でも、焼肉きんぐを展開する物語コーポレーションは好業績を維持しています。

その理由は単純な安売りではありません。

焼肉きんぐの人気の秘密は、

「安い焼肉店」

ではなく、

「家族で楽しめる特別な外食体験」

を提供していることにあります。

価格だけで勝負するのではなく、価値で勝負しているのです。

投資家が注目すべき「価格決定力」

今回の記事で最も重要だと感じたのは、

価格決定力(プライシングパワー)

です。

インフレが進む時代では、企業は原材料費や人件費の上昇を避けることができません。

その時に重要なのは、

「値上げできるかどうか」

です。

例えば、

  • ブランド力がある企業
  • 他社に代替されにくい企業
  • 顧客の満足度が高い企業

は値上げをしても顧客が離れにくい傾向があります。

一方で、価格の安さだけで選ばれている企業は苦しくなります。

DXの本当の使い方

焼肉きんぐが成功した理由の一つにDX活用があります。

注文や配膳の一部を自動化し、効率化を進めています。

しかし重要なのは、

「人を減らすためのDX」

ではなく、

「人にしかできない仕事へ集中するためのDX」

として活用している点です。

スタッフは接客やサービス向上に力を注ぎ、お客様満足度を高めています。

最近の企業経営では、

  • DXで効率化
  • 人は付加価値創造

という流れがますます重要になっています。

これは株式投資にも通じる

私はこの記事を読んで、

「どんな企業が今後も成長するのか」

を考えさせられました。

株式投資においても、

  • 値上げできる企業
  • ブランド力のある企業
  • 顧客から支持される企業

は強いです。

逆に価格競争に巻き込まれる企業は、利益が圧迫されやすくなります。

今後の日銀の利上げやインフレ環境を考えると、企業の価格決定力はこれまで以上に重要な指標になるかもしれません。

まとめ

焼肉店の倒産増加と焼肉きんぐの好業績は、単なる外食業界のニュースではありません。

そこから見えてくるのは、

  • 安さだけでは生き残れない
  • 値上げできる企業は強い
  • DXは効率化だけでなく価値創造のために使う
  • ブランド力や顧客体験が重要

という経営の本質です。

投資家としては、「高配当だから」「割安だから」だけではなく、

その企業に価格決定力があるか。

という視点を持つことが、今後ますます重要になりそうです。

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